ここは俺の部屋。
目の前にはテーブルを挟んで隊長、テーブルの上には、
シュールや……!
「俺は嫌です」
「嶋本」
「ぜーったい嫌や。大体なんやねんそのネーミング。もう無性に嫌な予感ぷんぷんや」
「嶋本」
「あきません」
「折角高嶺がくれたんだ」
「そこや。高嶺も何考えてんねん。ウケ狙いかと思えば真顔で「はいお土産です」ーて。」
「使わないともったいない」
「くどいですよ!そんなに言うんやったら別で試したらええねん」
「……」
……あれ?
「……ではそうしよう」
「……へ」
「嶋本は嫌なんだろう?」
「……え、」
「でも俺は試したい。嶋本がそれでいいと言うなら、俺は別で試すことにする」
「え、……え、ちょ」
「今日の夕食は要らないから、嶋本一人で食べるといい」
「たっ、隊長!」
「なんだ」
「……べ、別で試すて」
別、って。
別。
ああ、あかん。考えたくもない。
「………………そんなんいやや」
「お前がそうしろと言ったんだ」
「……た、隊長、怒ってはります……?」
「怒ってはいない」
「……やったらこっち向いて下さい!」
「……」
「隊長……!」
目もあわせてくれん。
あかん、泣きそうや。
「……いやや、隊長、隊長が他んとこ行くの我慢出来ん。……いやや」
「……」
「……隊長ー……」
「……お前が「俺にハブドームを使ってください」と言ったら行かない」
「…………あ?」
「この間の合同救助訓練の時の看護婦が携帯に確か着信を」
「わああっ」
「どうする?嶋」
「……わ、わざとですね!?」
「さあな。お前次第だ」
「……っ〜〜〜〜〜!!!卑怯やっ!」
「先週救助した女子大生が無理矢理置いていった連絡先が」
「わあああっ!言います!言います!!」
***
自ら口にしてしまったのを携帯のボイスメモに言質として撮られ
最中も味を占めた隊長にひたすら言葉攻めをされる。
一晩でハブドーム一箱使い果たすという新記録を樹立。
ご利用は計画的に。
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